SSHクライアント(Tera Term)の設定
- 2015/08/04
- 10:47
Tera Termを少しだけ便利にするための設定をします。
この設定は好みなので必ずする必要があるものではありませんよ~(^o^)ノ
ただログの自動保存機能はやっておいた方がいろいろ便利です!!
業務上で作業事故が発生した際に証拠として提出することができます。
どんなコマンドを実行したか見直しをすることもできます。
ログ取得のクセづけができていればいいのですが、うっかり忘れてしまうこともあったり・・・
ログ取得時に同名ファイルで保存してしまい、うっかり上書きなんてこともあったり・・・
自動取得かつ命名規則化しておくとその辺何も考えずに作業スタートが可能なので便利です(ノ´∀`*)
そんなわけで今回設定する内容は以下の5つです!
Ⅰ.自動ログ取得の設定
⇒作業時に常にログが保存されるように設定を変更します!
作業ログの保管用になります。何かあった際にコマンドログがチェックできるので便利です。
Ⅱ.ログ保存先の指定
⇒自動取得したログの保存先を決めます
Ⅲ.ログ名を命名規則化します。
⇒自動取得するログのファイル名を指定することが可能です。
正規表現を用いることができるので便利です。
ログの上書きなどを防ぐことが可能です。
Ⅳ.ログオプション設定
⇒作業ログ保存時の細かなルールを設定します。
あまり意識しなくてもなんとかなるレベルなんじゃなかろうか・・・と、思ってます。
Ⅴ.コピペ制御
⇒危険な右クリック貼り付けを制御することで、作業ミスの防止を図ります。
(1)スタートボタンから「すべてのプログラム」から「Tera Term」の中の「Collector」をクリック

※タブ化ツールの起動をします
(2)デスクトップにある「TeraTerm」のアイコンをダブルクリック

(3)「新しい接続」画面が出るので「キャンセル」をクリック

(4)ツールバーの「設定」から「その他の設定」をクリック

(5)「その他の設定」画面が出たら「ログ」タブをクリック
自動ログ取得の設定
(6)「自動的にログ採取を開始する」にチェック

※この設定をするだけでTera Termでリモート接続をするとログが取得されるようになります。
取得したログの保存先を指定する
(7)「標準のログ保存先フォルダ」のテキストボックス横にあるボタンをクリックしログの保存先フォルダを指定

※自動取得されたログが保存される先を指定します
自動取得するログの名前を指定する
(8)「標準ログファイル名」のテキストボックスにログ保存時のファイル名を入力する
ファイル名:%Y%m%d_%H%M%S_&h.log

常に同じ名前のファイル名でもいいのですが、ログを上書き保存してしまったなどのミスが
発生してしまうので正規表現を用いてファイル名を指定します!
※ログファイル名の指定には正規表現の利用が可能です
※ログインのタイムスタンプを秒単位でファイル名にするとログが上書きされるということを避けることができます
例)Nekoという名前のホストに2015年8月4日9時にリモート接続して作業開始したログの場合
フ ァ イ ル 名 :%Y%m%d_%H%M%S_&h.log
↓
取得されるファイル名:20150804_0900_Neko.log
★利用できる正規表現の一覧★
%Y・・・・年(Year)の取得
%m・・・・月(Month)の取得
※小文字で記載しないとダメ。大文字だと時刻の「分」になってしまう。
%d・・・・日(Date)の取得
%H・・・・時刻の時(Hour)の取得
%M・・・・時刻の分(Minute)の取得
%S・・・・時刻の秒(Second)の取得
&h・・・・接続先ホスト名の取得
strftimeフォーマットについてはこちらのサイトを参照
http://www.j-oosk.com/teraterm/logging/114/
http://linuxjm.osdn.jp/html/LDP_man-pages/man3/strftime.3.html
その他ログ取得に関するオプション設定
(9)必要なオプション項目にチェック

★バイナリ・・・・・・・・・・・・・・・・ONにするとホストから送られた文字をすべてファイルに保存してくれる。
OFFの場合は漢字や改行が変換されてファイルに保存される。
バイナリをONにするとプレーンテキストが選択できなくなる。
★追記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ONにするとそのファイルがすでに存在していた場合は上書きされる。
OFFの場合はファイルに追記される。
★プレーンテキスト・・・・・・・・・ONにするとログがプレーンテキストで保存される。
ASCII 非表示文字をログに書き込まない。
正直あまりよくわからない(ノω=; )
★タイムスタンプ・・・・・・・・・・・ログ1行ごとにタイムスタンプを取得してくれる。
<通常のログの場合>

<タイムスタンプをONにした場合>

↑コマンドが実行された日時が自動的に追記される
★ダイアログを非表示・・・・・・・ONの場合、ログ転送のダイアログを表示しない。
ログ取得をすると「ログ」という小さいウィンドウが出るようになる。
ターミナル複数起動すると邪魔ww
ログを取得しているか確認するにはよいが、ツールバーの「ファイル」から
「ログ」がグレーアウトしていればログ取得していることを確認できるのでなくても問題ない。

★現在のバッファを含む・・・・・ONの場合、現在の端末バッファすべてを先にファイルに書き込む。
これも正直あまりよくわからない(ノω=; )
そんなわけで私は「プレーンテキスト」と「タイムスタンプ」と「ダイアログを非表示」にチェックです!
右クリック貼り付けの確認
(10)「コピーと貼り付け」タブをクリック
(11)「右クリックでの貼り付けを確認する」にチェック

※「中クリックでの貼り付けを無効にする」「左クリックでのみ選択を開始する」
「危険なクリップボードの貼り付けを確認する」にチェックが入っていないようなら
チェックすることを推奨しますw
★危険なクリップボードの貼り付けを確認する
・・・改行コードなどを含む文字列の貼り付けをする際に確認が入ります。
改行が入っているとコマンドの確認ができないまま実行!⇒どえらいミスへ∑(゚∀゚」)」
となることもママあります。ちょっと一手間ですがうっかり、そそっかしい

設定の保存と読み込み
(12)「OK」ボタンをクリック
(13)「通知」画面が出るので「OK」をクリック

設定はこれで完了ですが、このままだと次回起動時にはデフォルトの設定に戻ってしまいます。
次回以降もこの設定で起動したい場合は、設定を保存します。
(14)ツールバーの「設定」から「設定の保存」をクリック

(15)「設定の保存」画面が出るので「保存」ボタンをクリック
※デフォルトの設定ファイルをバックアップしたい場合は事前にバックアップをとっておく。
または別名で保存することも可能です。今回は上書きしています。
(16)ツールバーの「設定」から「設定の読み込み」をクリック

(17)「設定の読み込み」画面が出るので先ほど保存したファイルを選択し「開く」ボタンをクリック
これにてTeraTermの設定は完了です。
次はいよいよサーバへの接続です|ω・`))))
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